CLEGUER Horology(クレゲール オロロジー)は、「インスピレーション」コレクションの第一作となる時計を発表し、正式にデビューを果たします。機械式の精度と現代的な時計設計における卓越性を追求するこのスイスの独立系ブランドは、時計エンジニアの Mathieu Cleguer(マチュー・クレゲール)によって創設されました。「インスピレーション」コレクションは時刻表示の時計のシリーズで、脱進機や一定力機構をはじめとする革新を取り入れ、計時精度の最適化を目指したさまざまな技術を採用しています。
CLEGUER Horology(クレゲール オロロジー)の第一作の中核をなすのは、ナチュラル脱進機を再解釈した「イネイト脱進機」です。これは、ファソルド脱進機の原理に着想を得ることで、従来のナチュラル脱進機に内在する、自動的に再始動しないという問題を解決するものです。Charles Fasoldt(チャールズ・ファソルド)の創作と同様に、ナチュラル脱進機の二つのガンギ車と、アンクルを介して接線方向に伝達されるインパルスを組み合わせています。こうした設計は、計時性能と技術的洗練を追求する Mathieu Cleguer(マチュー・クレゲール)の姿勢を物語っています。
さらに、ラチェット機構にストップ機構を組み込んだことは、現代の時計製造では希少なアプローチです。このシステムはパワーリザーブを36時間に制限すると同時に、伝達されるトルクの変動を抑えることで計時精度を高めます。「この時計で気に入っているのは、巻き上げとラチェットのシステムです。秒車と同軸に配された丸穴車と、何にもつながっていないように見える特大のコハゼによって、神秘的な動きを生み出しているのです」と Mathieu Cleguer は語ります。アンクルは大部分が隠されていますが、そのデザインもまた、複雑で独創的です。